戦後に建てられた築後35年程度の「差し鴨居構造」の大きな民家を再生リニューアルしたものです。
地盤が比較的低く、敷地内に浸水の恐れもあるため、同時に基礎の嵩(かさ)上げ工事も行いました。
また1階部分は天井、梁、鴨居、根太などをあらわしています工事は難しく、施主の並々ならぬ熱意と、棟梁にはご苦労をいただき納まりました。
1階居間、食堂、台所は床暖房完備となっています。
設計資料
●建物名 船戸邸
●設計 宮田総合計画事務所
●施工 市川建築 竣工 2001年12月
●構造規模 木造2階建て
●主な外部仕上げ
屋根 日本瓦葺き 勾配5.5寸
外壁 軸組みあらわし、しっくい塗り仕上げ
軒裏 化粧垂木、出し桁あらわし
建具 アルミサッシ 木製建具