設計趣旨
冬期の積雪による生活や建物への影響は軽視できないと思います。いかにして冬期の日常生活を快適に過ごすか。そんなことを考えながら設計してみました。この建物の特徴は、構造を鉄骨造とし大きく庇をとり内部と外部の中間的な、いわば縁側空間ともいうべきゾーンを設けていることです。この部分の床はウッドデッキとして、夏の日射しをよけたり、冬の積雪時の生活を楽しいものにしてくれることを願っています。また建物の配置を道路にたいして45度振って南面するかたちをとりましたので、日照による気候条件を最も良く受けられます。内部空間の特徴としては1階の階の高さは約3.6mでリビングと和室の天井を高くし、一方ダイニングの天井は比較的低くしてこのゾーンの床下に収納スペースをとっています。また2階のバルコニーへは1階のデッキテラスから直接昇り降りできる回り階段を設けています。

4.02TTH
●概算工事費(外構除く)
—–万円
●概算設計監理費
—–万円

●面積
敷地面積 477.25 m2 建築面積 131.67m2(建ぺい率27.59%<60%)
1階床面積 113.31m2  2階床面積 86.95m2
延床面積 200.26 m2(容積率 41.96%<200%)