4.10 KTH
設計趣旨
1.木軸による3層の架構
木造在来構法による3階建ての架構を考えています。開口部の作り方に制約を受けますが、1-2階および2-3階に渡る通し柱を多く用いることと、梁材などの部材を継ぎ目のない長めのものを用いることで十分地震に対して安全に対応できると考えています。
2.敷地後退について
都市計画道路からの敷地後退3メートルについては、2階への階段部分の踊り場の先端にかけないことで適合しています。
3.高齢化対応について
親世帯を中心とした1階については、バリアーフリーの考えを取り入れたデザインを適用したいと思います。床段差の解消、玄関内の折畳み式ベンチ、引き戸の設置、等はできる限り実現したいと思います。
4.オープンな空間と床暖房
2階部分に吹き抜け空間を計画していますが、採光と通風に有効です。また冬期での暖房については効率が悪いのですが、このためとして床暖房を1階とあわせ設置したいと考えています。
5.ローコストについて
提示された予算内でこの床面積(60坪)で完成させるためにはかなりのローコスト化を計らなければなりませんが、木造在来構法を採用しているため十分可能と思われます。
4.10 KTH
●概算工事費(外構除く)
—–万円
●概算設計監理費
—–万円
●面積(概算)
敷地面積 165.66 m2
建築面積 82.81m2(25.0坪) (建ぺい率 50.0%<70%)
1階床面積 74.53m2(22.5坪)
2階床面積 72.87m2(22.0坪)
3階床面積 57.97m2(17.5坪)
延床面積 205.37 m2(62.0坪) (容積率 123.97%<200%)